9. 認知行動療法カウンセリング

 

この頃、ワタシは本当に低迷していました…

 

以前は電車一駅なんてなんでもなかったのに、またまた怖くなってしまった…なんとか、しなきゃ!!
と、焦っていました。

 

むやみやたらに焦らせるのも、ヤツの得意技。じっとしていればまた時とともに不安が薄れていく、ってこともあるのに、なんとかして、治さねば!!と、一つのことしか見えなくなってしまうのです。

パニック障害の本を読みあさったり、もっといろいろアドバイスをくれそうなお医者さんにかえようかしら??と、勝手に思ったり、いろいろなサイトを検索しまくったり…

 

 

以前から気になっていたのは、「認知行動療法」でした。

 

 

気になって、やり方が書いてある本を読んでみたりしたのですが、今まで自分でやってきたこととどう違うのかよくわからない…

 

それに、焦っている時って、妙に孤独を感じるものです。だれかに、話を聞いてほしい。でも、周りにこのパニックの状況をわかってもらえる人はいないし…

 

カウンセリングでも受けてみようかな、と、思い始めました。

 

実は、通っているクリニックにカウンセリングルームがあり、「認知行動療法のカウンセリング」というものをやってはいたのですが、保健適用でないので、躊躇してました…
先生に相談してみると、「やってみるのもいいと思いますよ。でも、人によってあう、あわないもありますし、必ずこれで完治する、と言えるワケではないですよ。」と、念を押されました。

 

こうして、ワタシは認知行動療法のカウンセリングをはじめることになりました。
通常のカウンセリングと、どう違うのかよくわからないけど、「認知行動療法」と、話を聞いてもらえる、ということが両方できるなら…と。

保険がきかなくてお金がかかるので、ムダにしないようにしよう!!と、真面目(笑)そのものでした。

 

カウンセラーさんも、親密すぎず冷静でありながら、かといって冷たい感じもせず、いい距離を保てそうで、あう気がしました。
なにより、「認知行動療法は、きちんと一つの療法として確立されていて、一定の効果が上がることが証明されています。一緒に問題を解決していきましょうね。」と言ってもらえて、なんだか希望が持てました。