ある日突然、猛烈な動悸・呼吸困難・手足の震えなどの「パニック発作」に襲われ、死ぬかのような不安と恐怖におそわれる…そして、何をするにも常に不安がつきまとうようになり、生活に支障をきたすようになる。
そんな摩訶不思議な病気、「パニック障害」に、ワタシもなりました。
(最近では、「パニック症」と名称が変わりましたがあえて旧来どおりの名称を使います)
現在のところ、まだ薬は飲んでいるものの、パニック発作はほぼ出なくなり、広場恐怖もだいぶ克服して、苦手はいろいろありますが、ほぼ普段の生活には支障がないくらい回復しました。
このコーナーでは、どのような経過をたどって今に至ったか、ワタシの体験をご紹介します。
[!!心に留めておいていただきたいこと!!]
人によってパニック障害の症状は様々ですし、回復までの期間も人それぞれです。
・「ここに書いていることが自分の症状と違う…」
・「こんなに長くかかってしまうの?」 逆に「この人は回復しているのに私はもっと長びいている…」
・「私の先生はこんなことは言わなかった」
・「私も薬を変えた方がいいのかな」
など、いろいろ考えてしまう方もいらっしゃるかと思いますが、皆様もご存知のとおり、不安をシンクロさせて煽るのは、ヤツの得意技です!!!
人間、一人一人立場も性格もおかれている状況もまったく違います。回復期間も経過も違って当然なのです。
ですから、ここに書いてあることがご自分と違うからと言って、心配しないでください。一番正しいのは、あなたが信頼する先生、あなたが信じる道です。
ここに書いてあるのは、あくまでワタシの体験。「へえ、この人の場合はこうだったんだ」と、参考程度に読んで下さい。
ひとつだけ、誰にも共通していることは、
「パニック障害は、長かろうが短かろうが必ず回復する病気である」ということです。
今は苦しくても、出口は必ずあるのです。