偏差値のお話です。
初めて中学受験の世界に足を踏み入れる人向け。
経験のある方はよくご存知のお話かと思います。
中学受験を始める前は有名校しか知らなかったり、またはまあ、うちの子なら偏差値60くらいはいくんじゃないの??と思っていらっしゃる人も多いかと思います。
そんな方に、真実を。
実は中学受験する8割は偏差値50台かそれ未満!
えっっ???って、思いますよね。
でもよくよく考えたら当たり前のことです。
偏差値って、そういうものですから。
偏差値とは自然界や社会における事象のばらつきを示すもので、物事すべて、正規分布偏差値はマンガの図のようになります。
体験記とかネットに載ってる話はスゴイ話ばっかりだから勘違いしますが、そういうのは特別によくできるお子さん方の成功例で、普通に穏やかな受験をした話って、実はそれがほとんどなんですが出てこないものなんです。
中学受験と高校受験では受ける層がかなり違います。
中学受験では、小学校の授業が簡単すぎてつまらない子や、勉強大好きでどんどん吸収してしまうような特性を小学校の頃から発現しているような子達が続々参入してきますから、勉強大っ嫌いでやらない子でもほぼ受ける高校受験とは受ける層が違います。
中央値・偏差値45〜55付近は一番人数が多いので、ボリュームゾーンって呼ぶそうです。
まさに、娘・すぅがココでした。
「うちの子…どんなにがんばってもボリュームゾーンなの?!」
っていう親御さんもいそうだけど、超優秀な子がひしめきあってる中学受験層で能力を超えて上に上に!というのはなかなか無理なことなのです。
イヤイヤ、中学受験でボリュームゾーンなら十分いいです!
歴史ある名門校や、有名大学附属もこのゾーンにたくさん候補があります。
偏差値50あたりの中高一貫校の進学実績も、見てみるとかなりいいです。
都立高の二番手校あたりとそう変わらなかったりします。
偏差値ってそうそう右肩上がりで上がってくものじゃないので
高偏差値有名校を目標にすると親子ともに苦しくなります。(ほっといてもできちゃう子は別)
学校につけられてる偏差値だって、別に学力を表してるわけじゃありません。いろいろな要因があっての、模試をやった上での目安です。
そうじゃなきゃ、いきなり新しくできた学校が偏差値50、とかになるわけないんだから。
偏差値順に並べられるとなんか優劣つけられちゃう気がするけど、その子に合った学校を見つけるための一つの指標にすぎません!
くれぐれも、偏差値だけで学校の良さをを判断したりはしないようにしたいものです。